サークルは主に月曜・火曜・木曜・土曜の午後に開催しています。(すべての日程で開催しているわけではありません。詳しくは日程カレンダーをご確認ください。)
年齢・性別に関係なく、「将棋をやってみたい!」という熱意があればどなたでも歓迎です。
特にお子さんについては将棋の上達だけではなく、将棋を通じて人間的な成長を促すことも目的としています。
具体的には「アイデアの表現」、「自発的な熱中(集中力)」、「礼節と自己理解」が大切だと考えています。
1. アイデアの表現
将棋の世界は宇宙のようなものです。まったく未知の世界を自分の思考と判断力で開拓しなければなりません。どのような方針を立てるか、そしてそれを実現するにはどのように立ち回れば良いか...そのような没我の世界に飛び込まなければなりません。「卯一将棋堂・将棋サークル」では、「なぜその手を指したのか?」という意味を明確にしてもらいます。誰にも正解が分からない問題を自分なりに解決しようとする試みは、芸術的表現と似ています。間違っていたとしても、自分のひらめきを盤上で表現することは、必ず創意工夫の力に繋がります。
2. 自発的な熱中
意欲のない人がいても(将棋が好きでさえあれば)構わないと思います。取り組み方・関わり方は人それぞれで良いからです。ただし、今持っている集中力のすべてを将棋盤にぶつけたときにのみ味わえる快感は、自発的な取り組みによってのみ味わえるものです。どのようなレベルで将棋と関わりたいかは人それぞれですが、極限の集中状態の先の成長を目指す人が多く集まって欲しいとは思っています。
3. 礼節と自己理解
将棋は運の要素がまったく絡まない、自分と相手の実力の優劣のはっきりと出るゲームです。これはとても残酷なことで、例えば「偶然負けた」という言い訳ができません。
また、試合終了は審判が決めてくれるわけではありません。負けた側が敗北を認めて「負けました(参りました)」と言って終わります。自分のほうが弱かったことを認め、相手を称えなければならないのです。