詰将棋 #2
2023年06月29日
本日もできたので懲りずに出題します。
5手詰ですが、有効な王手が少ないのでそれほど難しくないはずです。
実戦でも時々現れる形なので、上級者であれば2秒で解けます。(要は、覚えておくべき形なのです。)
【ヒント】
金の守備力を無効化する。
3手目の発見がすべて。
解答、下に載せます。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
正解は、「▲6三歩成△5一玉▲4三桂不成(途中図)△同金▲5二金まで」の5手詰でした。
初手▲6三歩成に5一以外の逃げ場所だと、頭金(あたまきん)=王様の直上に金を打つ形で詰んでしまうので、最善の逃げ方ではありません。5一であれば4二にいる金の守備力を生かせます。
3手目が好手。
この形の常套手段です。
取らずに6一に逃げるのは、前述の頭金の形で詰みです。
△4一玉であれば逃げられるようですが、▲3一金と桂馬の利きを生かして打つと、逃げ場がなく詰んでいます。
従って後手は△4三同金と取りますが、5二への金の利きが消えるので、▲5二金と頭金を打って詰みです。
有段者クラスになると、この形自体を何度も経験して覚えてしまっているので、ほぼ考えなくても詰ますことができます。
こうした形を頭の中に数多くストックしておくと、棋力は格段に上昇します。
詰将棋を「訓練」と思うと楽しくないので、「脳トレパズル」くらいの感覚で取り組めれば良いと思います。
賛否あると思いますが、5分考えて解けないのであれば答えを見てしまって構いません。
「考えた」という事実が大事なのと、答えを見て「なるほど!」と思えれば、それだけで十分意味があるはずです。